--.--.--

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。


2008.11.26

ユリイカ

20081126214326
ユリイカという雑誌はちょっと高尚な文芸雑誌的なイメージを抱いてて今まで手にとることもなかった。しかし先日、取手の駅ビル本屋にてふと素晴らしい表紙が棚になんでいたので珍しく衝動買い。ユリイカの表紙には杉浦日向子さん眩しくモノクロに笑っていた。

仕事で長年通い続けた立川に新しく図書館ができたのは何年前だったか。その地下駐輪場を利用していたこともあり覗いてみると、つげ義春、杉浦日向子、手塚治虫作品集があった。手塚作品は人気があって借りることができなかったが、つげ、杉浦作品は容易に借りることができたので毎週借りては熟読した。私は特に就職してからは好んで漫画を見ることはなかったが、このお二方には興味があった。それにしても立川図書館は手塚作品はともかく何故、つげ杉浦作品を揃えたのだろうか。おかげでお二人のほぼ全作品を読むことができたのだが、そういえば先日の中川五郎さんが持ってきた新曲に図書館をテーマにした曲があったな。

杉浦さんの作品は江戸の人情劇がさらりと粋にしかも味わい深く描かれている。何故あれほど江戸が日常として描けるのか不思議だがどの作品も楽しく読めた。物語はの具体的な内容はもうあまり覚えてないが、その作風というか佇まいは強く柔く印象に残っている。

あと杉浦さんと言えばNHKテレビのコメディ「お江戸でござる」だ。幼い香苗が好きな番組だったのでよく見てた。番組最後に着物姿で出演して解説してた杉浦さんはやはり作品同様に粋であった。やがて別の方と交代したが、番組の都合と思っていた。なので、突然の訃報には驚いた。ユリイカの特集を見て、杉浦さんが病気を抱えていたことや、生い立ち、交遊関係、仕事ぶり遊びぶりについて知る。

いつか余裕ができたら杉浦作品を買い揃えて休日など一杯呑みながら趣くままに読んでみたいなどと夢想する。しかし目先のことばかりに追われ振り回され狼狽えてばかりの小心な私に、そんな粋な日々は訪れそうもない。お江戸は遠くになりにけりか。
スポンサーサイト


上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。