--.--.--

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。


2010.04.04

ディランが街にやってきた


去年暮れ、ディラン来日の報に色めきだったが、如何せん前売りチケットを買うことが苦手で億劫な私は、あれよあれよと思う間に売り切れ。今回のディランは見送りかなあと諦めてたのだが、直前に知人より余りチケットがあるとの知らせで幸いにもディランをまた目撃することができた。

一週間前の日曜日、Zepp東京へ。たどり着くまで寒さのため熱燗を呑んでしまう。ディランは噂どおりキーボードを弾きながら唄っていたが、なぜか違和感はなかった。予想以上に力強い声に興奮、何よりもディランは圧倒的にイカしてた。しかしながら満員でスタンディングの環境に徐々に疲労。酔いのせいか睡魔がふいにおそってきては前の人に何度もぶつかる。朦朧としながらもディランの声だけが念仏のように脳天に響きわたり白日夢のごとし。

突然、スネア一発!起死回生のライクアローリングストーンがファンファーレの如く高らかに鳴り響く。霧は晴れスガヤカナ風が吹き始める。どんな気分だい?え、どんな気分だい?ディランが何度も執拗に問いかけてくるが、答える術もなく、情けなき拳を突き上げる。

アンコールラストはまるで原型をとどめてないメロディーで唄われた「風に吹かれて」。一緒に行った知人は分からなかったらしい。しかし忠実に唄われるその歌詞が胸をえぐる。友よ答えは風に吹かれてるのだろうか。帰りのゆりかもめに揺られ、さっきまでのステージがまるで嘘だったようなつかみどころの無い気持ち。

そう、初めて見た生ディランはトムペッティをバックに従えての武道館、声と人の存在感に凄い衝撃を受ける。後れ馳せながらもやっと目撃した気分だったけど、それからもう四半世紀近くたっているのかあ。来日の度に出会うディランは毎回まるで印象が違う。まさに転がる石を体現してる希有なシンガーである。

ありがとうディラン、またどこかで会いたいよ。
スポンサーサイト


上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。